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【TOEICのスコア分布はどんな感じ?】データを元に紹介

この記事は以下のようなお悩みを解決する記事になっております。

お悩み

  • TOEIC受験者のスコア分布ってどんな感じなの?
  • スコアごとの英語力ってどのくらいなの?

記事の内容は以下の通りです。

TOEICを受けたことがなかったり、詳しく知らない方はTOEICの難易度がどの程度なのかよく分からないですよね。

この記事では、TOEICが公開しているデータを元にTOEICの平均スコアやスコア分布、スコアごとの英語力などを紹介していきます。

TOEICのスコアイメージが付き、自分が目指すべきスコアが見えてくる内容になっていますので、ぜひ最後までチェックしていただければと思います。

TOEICの平均スコア・スコア分布

まず最初にTOEICの平均スコア・スコア分布について紹介していきます。

公式のデータを元に紹介しますので、TOEICのスコアのイメージを付けていってくださいね。

平均スコア

まずは平均スコアから紹介していきます。

直近過去3年間の平均スコアは次の通りです。

年度平均スコア
2019588
2020620
2021611
過去3年間の平均606

年度によって若干の差がありますが、毎年600点前後が平均スコアとなっています。

また、直近の試験だとより詳細な内訳が分かりますので、こちらも紹介しますね。

以下は直近5回分の試験の平均スコアの詳細です。

実施回リスニングセクションリーディングセクショントータル
第309回(2022年11月20日 午後)328.6266.2594.8
第308回(2022年11月20日 午前)337.0275.0612.0
第307回(2022年10月23日 午後)332.9283.2616.0
第306回(2022年10月23日 午前)340.4279.5619.9
第305回(2022年10月2日 午後)335.1279.0614.1

どの試験もリスニングセクションの方がリーディングセクションよりも高い平均スコアとなっていますね。

また、トータルの平均スコアは第309回は少し低かったようですが、それ以外の回は610点代とTOEICの標準的な平均スコアとなっていることが分かります。

平均スコアは試験によって大幅に変わることはなさそうですね。

スコア分布

続いてスコア分布について紹介していきます。

2021年度のスコア分布は以下のとおりです。

スコア人数割合
895 〜 99037,9744.2%
795 〜 894105,42611.7%
695 〜 794157,42417.4%
595 〜 694188,47821%
495 〜 594178,67619.9%
395 〜 494133,43414.8%
295 〜 39475,5428.4%
195 〜 29422,1152.5%
95 〜 1941,3820.11%
10 〜 942330.03%

先ほど紹介したTOEICの平均スコア前後が最も多い割合となっています。

また、895点以上は全体の4.2%と狭き門であることがよく分かる数値ですね。

スコアごとの英語力

続いて、TOEICのスコアごとにどのくらいの英語力かも気になるところですよね。

ここでは以下の3点でスコアごとの英語力を見ていきましょう。

  • レベル別の評価
  • TOEIC Speaking & Writing Tests との比較
  • CEFR(セファール) との比較

これらを参考にしつつ、現在のご自身のスコアがどの程度の英語力なのか、今後目標とするスコアをどうするかなどの検討に役立てていきましょう。

レベル別の評価

まずはレベル別の評価から。

こちらはTOEIC公式が発表しており、リスニングとリーディングのスコア帯ごとに特徴が紹介されています。

リスニングに関しては、

  • 495 ~ 375
  • 370 ~ 275
  • 270 ~ 5

の3つのスコア帯で評価されています。

リーディングに関しては、

  • 495 ~ 425
  • 420 ~ 325
  • 320 ~ 225
  • 220 ~ 5

の4つのスコア帯で評価されています。

各スコア帯の詳細な内容に関しては、TOEICから発表されている「レベル別評価の一覧表」をチェックしてみてください。

TOEIC Speaking & Writing Tests との比較

次にTOEIC Speaking & Writing Tests との比較です。

TOEIC Speaking & Writing Tests は TOEIC S & W とも呼ばれ、スピーキングとライティングに特化したTOEICの試験です。

TOEIC L & R とTOEIC Speaking との比較表は以下です。

TOEIC L & RTOEIC Speaking
950 〜 990170 以上
880 〜 945160
815 〜 875150
745 〜 810140
675 〜 740130
605 〜 670120
535 〜 600110
465 〜 530100
395 〜 46090
350 〜 39080
10 〜 34570 以下

TOEIC L & R とTOEIC Writing との比較表は以下です。

TOEIC L & RTOEIC Writing
960 〜 990180 以上
890 〜 955170
825 〜 885160
760 〜 820150
695 〜 755140
625 〜 690130
560 〜 620120
495 〜 555110
425 〜 490100
360 〜 42090
350 〜 35580
10 〜 34570 以下

TOEIC S & W はどちらも200点満点の試験なので、TOEIC L & R で高得点であればあるほど、TOEIC S& W でも高得点が期待できます。

TOEIC L & R で結果を出したら、次はTOEIC S & W にチャレンジすると効率よく高スコアを取れそうですね。

CEFR(セファール) との比較

最後に CEFR(セファール) との比較です。

いきなり CEFR(セファール)と言われてもピンと来ない方もいるかと思いますので、簡単に説明するとヨーロッパで作成された外国語の習熟度レベルを表す指標のようなものです。

A1からC2の6段階での評価となり、C2 が最も高い評価です。

では、CEFR と TOEIC L & R を比較してみると、以下のようになります。

CEFRTOEIC ListeningTOEIC Reading
C1490455 〜 490
B2400 〜 485385 〜 450
B1275 〜 395275 〜 380
A2110 〜 270115 〜 270
A160 〜 10560 〜 110

TOEIC L & R では A1 〜 C1 程度の英語力と考えられます。

Listening の方が同じ CEFR の評価でも高いスコアを要求されることが分かりますね。

まず目標にしたいスコア

ここまでTOEICの平均スコアやスコア分布について見てきましたが、いざTOEICを受けようと決意した時、何点を目標にすべきか悩まれたりしますよね。

もちろん満点に近ければ近いほどいいのはもちろんなのですが、いきなり満点を目指すのは大変です。

TOEICのスコア分布を紹介しましたが、満点を含む895以上の割合は約4%と狭き門ですので、いきなり満点を目指すのは現実とのギャップに途中で諦めてしまうことも十分あり得ます。

ですので、特にTOEIC初心者の方は平均スコアでもある600点をまず目標に勉強してみるのが良いと思います。

600点を達成したら徐々に目標を高くしていくのが、継続してTOEIC学習に励むことができるポイントです。

スコアアップを目指す勉強法

目標を設定したら、あとはそれに向けて勉強するのみです。

とはいえ、闇雲に勉強してもなかなかスコアアップには繋がりにくいです。

効率よく目標スコアに向けてスコアアップするには、現状と目標スコアとのギャップを認識することが大切です。

ギャップを認識することで、

  • 何を勉強したらいいのか
  • どの教材を使えばいいのか

といったことが見えてくるので、効率的にスコアアップを狙うことができます。

目標スコアを達成するためにも、ぜひギャップを確認してみてください。

目標スコアごとの勉強方法については記事を準備中ですので、今しばらくお待ちいただければと思います。

まとめ

今回はTOEICの平均スコア・スコア分布をテーマに紹介しました。

TOEICの実態・難しさが少しはお分かりいただけましたかね。

TOEICのスコアアップを達成し、英語力を向上できるよう頑張りましょう。

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